スペインコンサートツアー2008
スケジュール
11月03日(月)  : アルムニェカル
11月06日(木)  : リナレース
11月07日(金)  : マドリッド
11月12日(水)  : セビーリャ音楽院ホール
11月13日(木)  : バエサ
11月16日(日)  : マドリッド

2008年11月2日、成田空港。
KLMのチェックインカウンターで楽器を機内に持ち込みたいとダダをこねる。
KLM側は取り扱い注意のシールも札も用意していないというから心配になったのだ。
結局粘り勝ちで持ち込み許可を得て、笑顔でスペインへ発った。
スペインは2年ぶり、ソロコンサートは4年ぶりである。
コンサート
  まずはスペイン語でご挨拶。また、解説を加えながら演奏を進めた。流暢に話せないことがかえって好感を持たれたようだ。
 あるコンサートでは最前列のお客さんが私のスペイン語を正したりして。「えーと、」といいながらメモを見る私をみんな笑っていた。1曲弾くごとにお客さんがとなりの人に何か感想をもらすのが面白かった。皆さん、日本から来た私を温かく迎い入れてくれている感じがした。
 終演後にはサインを求める人達が楽屋を訪ねてきてくれて、小学生にも「すごくよかった」なんて褒めらると結構嬉しいものだ。なつかしい人たちにも再会できた。
 セビリアではマリア・エステル・グスマンさん、マドリッドでは私の楽器を製作したアルカンヘル・フェルナンデスさんがコンサートに来て下さった。アルカンヘルさんの楽器の音をご本人に聴いて頂いたのは今回が初めてだった。ご自分の作ったギターの音色に大変ご満足の様子だった。
マドリッドのコンサート(写真中央:「えーと、」といいながらメモを見る私
コンサートプログラム 付き人をしてくれた留学生達 コンサートのお客さんたちと
マリア・エステルさんと アルカンヘルさんと
バエサ旧市街 バエサ音楽院の教授達と クエンカ兄弟と
フェスティバル

リナーレス駅
 セゴビアの生地リナーレスでは毎年11月にアンドレス・セゴビア国際ギターフェスティバルが開かれている。滞在中に数日間見学した。今年の主なゲストはカルロス・ボネル、リカルド・ガレン、デュオ・メリス、アニエロ・デジデリオなど。そして11月6日には手塚健旨氏が率いるギターアンサンブルが出演し、私も助っ人で参加した。マリアエステルさんや過去のセゴビアコンクールの優勝者たちなどの凄腕がメンバーに加わっており、高いレベルの演奏になったと思う。6年前にコンクールで演奏したステージは懐かしかった。
ギター工房探訪
マドリッドの製作家アンヘル・ベニート・アグアドはいつもコンサートをアレンジしてくれる人物で、
スペインへ行くたびにお世話になっているが、今回初めて彼の工房を訪ねた。
また、マヌエル・カセレス工房も見学した。
旅の途中、グラナダにも立ち寄り、アントニオ・マリン工房も訪問した。
アルカンヘル工房 アンヘル工房
アントニオ・マリン工房 マヌエル・カセレス工房 アンヘル・ベニートを試奏.
ア・ラ・カルト
パエジャ
アルムニエカルで 最高級のハモンセラーノ セビリアの大聖堂と
ヒラルダの塔
リラの散歩道
想いのままに
演奏家の印象
演奏旅行記
レポート
Essay