〔2011年〕 |
◆パヴェル・シュタイドル JAPANツアー2011
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ギターの魔術師 パヴェル・シュタイドル、 |
3年ぶり4度目の来日ツアーが実現します。 |
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シュタイドルの豊かな音楽性、楽器を自在に操る類稀な演奏能力については 既にここで説明する必要はないでしょう。 2001年の初来日以来、聴衆は驚きをもって彼の演奏を讃えてきました。
彼が19世紀ギターを手にすれば、人々はメルツの美しい歌心に酔いしれ、即興的な変奏を散りばめたパガニーニに驚嘆させられました。モダンギターに持ち替えれば、7色の音色と豊か表現力で、バロックから現代作品まで飽きさせることがありません。特に、シュタイドルの自作品においては、皆、技術のすさまじさに驚きながらも、爆笑のうずに巻き込まれます。
しかし、もしもまだ彼の一流のパフォーマンスをご覧になってない方がいらっしゃいましたら、 今年は必見です。世界40ヶ国で引っ張りだこの音楽家、パヴェル・シュタイドルの演奏を、どうぞお楽しみに!
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チラシはこちらです。 |
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プロフィール |
1961年、チェコ・プラハの近郊に生まれる。8歳よりギターを始め、プラハ音楽院にてミラン・ゼンレンカに師事。その後、音楽アカデミーにてシュテファン・ラック、さらにアベル・カルレバーロに教えを受ける。 |
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1982年、21歳で世界最高峰のパリ国際ギターコンクールに優勝以来、演奏家として世界的名声を築き、今やもっとも活躍しているギタリストの一人である。これまで、ヨーロッパ各国、オーストラリア、カナダ、アメリカ、中南米など40ヶ国以上の国々で聴衆を魅了している。日本にも過去2度訪れ、一大旋風を巻き起こした。19世紀ギターを使用した演奏や19世紀ギター音楽の研究も精力的に行い、その稀有な表現力・演奏手腕は特筆に価する。 また、室内楽ではチェコを代表するヴァイオリニスト、ガブリエラ・デメテロバーとのデュオコンサートを頻繁に行っている他、最近では偉大なジャズベーシストのミノスラフ・ヴィトウスとのCD制作など、活動はクラシック界に留まらない。 |
作曲家としてもその才能を発揮し、プログラムにオリジナル作品を盛り込むのも魅力の一つとなっている。 |
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プログラム |
【第一部】
・ボヘミアのリュート音楽
・6つのメヌエット 作品11より (F.ソル)
・ポロネーズ第2番 (N.コスト)
【第二部】
〜デュオ〜 宮下祥子と共演
・アンクラージュマン作品34 (F.ソル〜コスト編)
〜ソロ〜
・2つの練習曲と2つの前奏曲 (H.ヴィラ=ロボス)
・ソナタ ”ボッケリーニ讃歌” 作品77 (M.C.テデスコ)
〜新日本ギターアンサンブルと共演〜 (2月20日神奈川公演のみ)
・ギター協奏曲第1番 作品30(全楽章) (M.ジュリアーニ)
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招聘:株式会社黒澤楽器店
企画:宮下祥子
協賛:仏 サバレス社/クレハ合繊株式会社、クロニクス株式会社、
ロッコーマン株式会社
後援:株式会社現代ギター社、株式会社ホマドリーム
共演:宮下祥子(仙台、名古屋、大阪、札幌公演) |
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◆ペトロ・ショーケン大城 ギターコンサート
南国・沖縄から名手がやってくる!
名曲「羽衣伝説」の委嘱者としても有名な大城氏による初の札幌公演が実現します。
「羽衣伝説」誕生のエピソード、作品に込められた思い、作品解説を交えた、トークと演奏による60分です。 |
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→画像クリック |
■日時 :2011年5月22日(日) 13:30開演
■場所 :渡辺淳一文学館
(札幌市中央区南12条西6丁目414 TEL 011-551-1282)
■料金 一般2500円(当日500円増し)
■プログラム
・魔笛の主題による変奏曲(F.ソル)
・ラグリマ、アデリータ(F.タレガ)
・アルハンブラの想い出(F.タレガ)
・アラビア風奇想曲(F.タレガ)
・パバーナ・カプリティオ(I.アルベニス)
・スペイン舞曲第5番「アンダルーサ」(E.グラナドス)
・羽衣伝説(藤井敬吾) |
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Profile |
名護市出身。中学3年生からクラッシックギターを始め、高校2年から山入端博士氏にピアノ、ソルフェージュ、音楽理論を学ぶ。尚美高等音楽学院(東京)にて、ギターを阿部元幸氏、大沢一仁氏に師事。1975年、同学院本科卒業後、東京を中心に活動を始める。1984年スペインへ留学、ホセ・ルイス・ゴンザレス氏に師事。1986年帰国後、沖縄県名護市に在住し、竹下眞一郎氏とアミーゴ・デ・ギタータを結成・「名護から世界へ」をキャッチフレーズに毎年リサイタルを開催。県内外での学校公演や地域でのサロンコンサートを積極的に行い、クラッシックギターの普及に努める。2002年、初のCD「我が道」、「羽衣伝説」の2枚をリリース、好評を博す。晩年の菅原明郎氏(作曲家)に師事。指揮者の紙谷一衛氏、音楽評論家の有馬茂夫氏にも音楽的指導を受けている。日本スペインギター協会理事、社団法人日本ギター連盟正会員、名護市文化協会理事、日本オストミー協会沖縄県支部長、琉球新報カルチャーセンター講師。 |
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会場の様子
主題となっているはごろもの歌を歌いながら、
作品の解説をして頂きました。
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大城先生と私のツーショット
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左から
北林隆先生、佐藤洋一先生、
大友弦楽器の大友元啓さん、
松木幸夫先生
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私は受付、照明係り、場内アナウンス
写真撮影など裏方業務に徹しました。
上着のコート含めて、この日は、全身、
アクアスキュータムでまとめました。
→詳細はブログを見てください。
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〔2008年〕 |
◆パヴェル・シュタイドル ギターリサイタルツアー2008
ギターの魔術師、4年ぶりの来日 |
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〜共演:宮下祥子〜
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【 主なプログラム 】
♪シャコンヌ ニ短調BWV1004より
♪ロッシニアーナ第1番 op.119
♪ソナタ集
♪ジミ・ヘンドリクス讃歌 op.52a
♪ゴシックコラール讃歌
♪カディス、セビリア |
J.S.バッハ
M.ジュリアーニ
パガニーニ
C.ドメニコーニ
オブロフスカ I.アルベニス |
【 宮下祥子とのデュオ】(初日の東京公演以外の6公演)
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3月6日(木) パヴェル・シュタイドル ギターリサイタル【札幌】
■会場 :ザ・ルーテルホール 開演19:00(開場18:30)
(札幌市中央区南大通り西6丁目仲通り)
■入場料 :前売り 一般3,500円 学生2,500円 当日500円増し
■主催 : 宮下祥子ギター教室(011-683-4227) ■チケット取扱い : 宮下祥子ギター教室(011-683-4227)
・宮下ギター教室(手稲区前田6条15丁目1−11)
・フレット楽器オザキ(北18条西4丁目GS北18条ビル2階)
・大丸プレイガイド(南1条西3丁目 大丸藤井セントラル1階) |
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〔2006年〕 |
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6月
◆デュオ クエンカ ピアノ&ギター リサイタル
〜宮下祥子 賛助出演〜
■日時 : 2006年4月11日(火) 開演 19:00
■会場 : 札幌市教育文化会館 小ホール
■料金 : 一般2,000円 学生1,500円 (当日券も同料金)
■会場 : 札幌市教育文化会館 小ホール
■主催 : 宮下祥子ギター教室(011-683-4227)
■後援 : 札幌市・札幌市教育委員会、北海道新聞社、(社)日本ギター連盟
■チケット取扱い: 4プラプレイガイド、大丸プレイガイド、教文プレイガイド
宮下祥子ギター教室 |
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常識をはるかに超えた画期的なデュオ |
ホセ・マヌエル(兄/ピアノ)およびフランシスコ(弟/ギター)による二重奏は、両楽器のコンビにおける従来の常識をはるかに超えた画期的なデュオである。その妙技はCDを通じても味わえるが、なんと言っても実演に触れると、音色、音量の配合に関する絶妙さがひとしおよくわかって、心から称賛させられる。「とかくアンバランスになりがち」というこの形の二重奏の“宿命”がものの見事に拭い去られ、繊細で奥の深い、新しい美的空間が見えてくるのだ。それに加え、スペインものを手がけるときの身のうちから溢れ出る情感で、また酔わせる。これこそ必聴の芸術として広くお薦めしたい。
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音楽評論家/スペイン音楽研究家
濱田 滋郎 氏 |
Program B (札幌) |
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T |
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(G&P) |
J.S.Bach
バッハ |
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Andante y Allegro
アンダンテとアレグロ |
(Gソロ) |
Rodrigo Riera
リエーラ |
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Serenata Ingenuo
ユーモアなセレナード |
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Raul Borgues
ボルゲス |
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Vals Venezulano
ベネズエラ・ワルツ |
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J.Turina
トゥリーナ |
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Fantasia Sevillana
セビリア幻想曲 |
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I.Albeniz
アルベニス |
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Leyenda
レイエンダ |
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U |
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(G2台&P) |
賛助出演:宮下祥子(G)&F.クエンカ(G)&J.M.クエンカ(P) |
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K.Inoue
井上勝仁 |
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Matsuri of Japan
日本の祭り |
(G&P) |
M.de.Falla
ファリャ |
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Danza del Juego de Amor
愛の戯れの踊り
Danza de Morinero
粉屋の踊り |
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F.Cuenca
クエンカ |
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ABYLA
アビラ |
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J.Rodrigo
ロドリーゴ |
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Concierto Aranjuez - Adagio-
アランフェス協奏曲 〜アダージョ〜 |
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クエンカ兄弟プロフィール |
■フランシスコ・クエンカ (ギター)/Francisco Cuenca
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1964年6月21日コルドバ生まれ。
アルムニェカルの『A・セゴビア国際ギターコンクール』第2位、マドリッドの『A・セゴビア国際ギターコンクール』第3位、並びにスペイン音楽最優秀演奏賞を受賞。現在、リナレスのアンドレス・セゴビア音楽院の院長を務めるかたわら、ヨーロッパ、
アメリカなどで活発な演奏活動を行い、どこでも絶賛を浴びている。 |
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■ホセ・マヌエル・クエンカ(ピアノ)/Jose Manuel Cuenca
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1961年3月19日コルドバ生まれ。幼少より音楽を学び、8歳でコルドバ音楽院に入学。同院を主席で卒業後、ヨーロッパ各地でリサイタルを行う。その後、弟フランシスコとのギターとピアノのアン サンブルで世界的な名声を得、ニューヨークのカーネギーホールをはじめ、数々の舞台で大成功をおさめている。2004年リナレス音楽賞を受賞、2005年5月にはデュオリサイタルがスペイン国営テレビ局にて全国中継される。現在ウベダ音楽院長、アンダルシアピアノ協会委員長。 |
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フランシスコ・クエンカ公開レッスン |
■日時 2006年4月12日(水) 午後3時〜午後9時まで
■会場 ノースエイム(北区北18条西5丁目 北大モータースが目印)
■聴講料2000円(学生1500円) 出入り自由です。
■受講生および聴講生募集中!!
ご希望の方は011−683−4227(宮下)までご連絡下さい。
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受講予定者 |
受講曲 |
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大泉 結芽(中1) |
大序曲(M.ジュリアーニ) |
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川田 隆夫 |
椿姫の主題による幻想曲(F.タレガ) |
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山本 朝香 |
トリプティコより(A.ラウロ) |
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古川 新平 |
プレリュードBWV998より(J.S.バッハ) |
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佐々木 巌(高1) |
ソナタK380(D.スカルラッティ) |
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佐々木 みこと |
シャコンヌ(J.S.バッハ) |
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公開レッスンの様子は画像をクリック |
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〔2004年〕 |
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6月
◆スペイン音楽の真髄!!
フランシスコ・クエンカ(ギター)、
ホセ マヌエル・クエンカ(ピアノ) リサイタル
スペインの新鋭フランシスコ・クエンカによるギターリサイタルです。一部、兄のホセ マヌエルのピアノ伴奏によるデュオもあります。ギター&ピアノとしても世界最高のデュオ。生っ粋のスペイン人による洗練されたスペイン音楽を御堪能ください。 |
フランシスコについては「演奏家の印象」でも述べているがまだ40歳という若さもあって、演奏は年々どんどん素晴らしくなっている。過去に彼の演奏を聞いた人も、プログラム最初のバッハを聞いてみれば「こんなに上手かったっけ?」と、その演奏の質の高さに驚くだろう。プログラム全てが彼の十八番ともいうべき作品で構成されており楽しみだ。
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■日時:2004年6月10日(木)
■開場:午後6時45分 開演:午後7時
■場所:札幌ザ・ルーテルホール(札幌市中央区大通り西6丁目仲通り)
■前売り券 一般:3500円/学生:2000円、(当日券 各300円増し)
■チケット取り扱い:4プラ、大丸各プレイガイド、かさはら楽器店、Can Do(キャン・ドゥ)
宮下祥子ギター教室
*4月10日より発売開始
■演奏曲目
・ 〜フランシスコ・クエンカ ギターソロ〜
・無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番より アンダンテ、アレグロ( J.S.バッハ)
・ソナタ作品115番 (S.プロコフィエフ)
・セビーリャ風幻想曲 (J.トゥリーナ)
・アストゥリアス ( I.アルベニス)
〜ギター&ピアノ〜
・グラナダ/セビーリャ/コルドバ (I.アルベニス)
・アランフェス協奏曲 (J.ロドリーゴ)
■主催:宮下祥子ギター教室
■後援:札幌市・札幌市教育委員会、かさはら楽器店、キャン・ドゥ
■問い合わせ:011ー683ー4227 |
フランシスコ・クエンカ(ギター)の見どころ、聴きどころ |
スペイン音楽のエキスパート来日!!ギター&ピアノという新しいアンサンブルの可能性を切り開いたデュオ・クエンカの魅力を紹介します。
フランシスコについては「演奏家の印象」でも述べているがまだ40歳という若さもあって、演奏は年々どんどん素晴らしくなっている。過去に彼の演奏を聞いた人も、プログラム最初のバッハを聞いてみれば「こんなに上手かったっけ?」と、その演奏の質の高さに驚くだろう。プログラム全てが彼の十八番ともいうべき作品で構成されており楽しみだ。
『その1 アランフェス協奏曲、自由自在』
注目はもちろん「アランフェス協奏曲」。最近、アランフェス協奏曲の演奏の中で、オーケストラや伴奏者と合わせるために拍子の頭を意識しすぎて自由に歌えず、メトロノームに合わせているかのような演奏をよく耳にする。
フランシスコは伴奏者である兄のホセ・マヌエルとのアンサンブルが完全であるために、自由自在に歌い、彼独自の表現で情熱的な演奏を聴かせてくれる。第2楽章においても独創的な装飾音を加えている。
また、兄(ピアニスト)の表現力とバランスのコントロールは並々ならぬもので、ギターの音をかきけしてしまうことは全くない。伴奏者として最高の技術を持っていることを証明するものだ。ピアノ伴奏によるアランフェスってのもいいもんだなあ〜、とうっとり聴き入ること間違いなし。
オープニングがラスゲァード奏法というのが印象的な作品だが、彼のラスゲァード奏法にご注目!!彼は何十種類ものラスゲァードを使い分けることができ、ほんの2、3種類しか知らないクラシックギタリストとは大違いなのだ。彼が求める「アランフェス」の音楽表現には必要不可欠なテクニックらしい。さらに、フランメンコで使用される、ちょっと「粗い音」ではなく、クラシック音楽にふさわしい「音色」「気品」をそなえたラスゲァード奏法を生み出し自ら習得したのだ。
『その2 透明感、遠達性、力強さ、立体的なバッハ作品』
彼が使用している名器アルカンヘル・フェルナンデスはバッハの作品と大変相性が良いと感じる。それは楽器の特性でもある、他に追随を許さない透明でクリアーな高音、太くて芯のある低音によってゴシック建築の聖堂のよう立体的建造物・バッハ音楽を作りだせるからだ。
フランシスコにスペインで師事した折に、彼は何度もバッハを弾いて聴かせてくれた。そして彼が考えるバロック音楽を知ることができた。そのときに感じたのは、彼は理屈抜きに「バロック」を知っている、或いは感じ取っている、ということだ。我々日本人には学びようの無い方法で。西洋文化遺産の宝庫のなかで生まれ育ち、バロックの概念のようなものが体内にあり、それにさからうことなくギターで表現している。彼が選んでいる運指や装飾音は、彼の考えるバロックをはっきりと表している。
『その3 スペイン人からみたスペイン音楽』
ジュリアン・ブリームが最新DVDの中で、自分の過去のスペイン音楽の演奏について、『外国人から見たスペインを表現してみたかった』、と語っている。それは、スペイン人からみると「なんか違う!」ものかもしれない、と。
フランシスコの弾くスペイン音楽を聞くと、これと全く反対のことを思う。『スペイン人からみた本当のスペイン音楽』だ。情熱的なスペイン、あのフラメンコの舞踏のような熱く激しい感情のほとばしり、こそ、”スペイン”だと考えている人が多いかもしれない。しかしクエンカ・デュオを聴けば、グラナドスやアルベニスの音楽は露骨に汗や熱気が飛び散るような音楽ではない、と知ることができる。ギタリスト達がアリシア・デ・ラローチャのピアノを聴いてその上品で美しいスペインを知った時と同じような経験をすることだろう。フランシスコによるアランフェス2楽章は上品であり、なおかつ情熱的だ。
『その4 教え上手、基本に集中』
ながいこと教育の現場に立ちながら忙しく演奏活動を行っている。スペインのアンドレス・セゴビア音楽院院長という肩書きでもレッスンはちゃんとしており、選ばれた優秀な学生のみ教えている。このコンサートに合わせて、6月12日に開催するマスタークラスでは、上級者に限らずまだ初等の段階の人にでも役立つ、基本的な「音の出し方」「響かせ方」「和音の弾き方」「ハーモニクスの弾き方」など学ぶことができるだろう。お楽しみに!! |
★★フランシスコ・クエンカ マスタークラスのお知らせ★★ |
■日時 2004年6月12日(土) 午後1時30分より
■会場 ノースエイム 大会議室
(札幌市北区北18条西5丁目20ー36*北大モータースが目印)
■聴講料 ¥2000(入退場自由)
■主催/問い合わせ キャン・ドゥ(佐藤) 011ー552ー2555
■受講者
薮田建吾 鈴木広大(高1)
吉住和倫 大泉結芽(小5)
佐々木みこと 山崎希世子 |
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〔2003年〕
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10月
◆パベルシュタイドルコンサート
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あのジョン・ウィリアムスが、ハバナ国際ギターフェスティバルで絶賛したギタリスト。演奏後、観客総立ちになり大喝采、その後ジョン・ウィリアムスが楽屋を訪ね賛辞を述べた。もうすぐ発売の新しいCD「メルツ」をいち早く耳にしたレオ・ブローウェルが彼に祝福のメッセージを電話で伝えた。
「パベルを聞き逃すな!」そう私に言ったのは、大物エドゥアルド・フェルナンデス。昨年シュタイドルの初来日前にエドゥアルドが私に送ってきたメッセージである。 |
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現代ギター10
No.466パンフより |
■日時:2003年12月12日(金)
■開場:午後6時30分 開演:午後7時
■場所:札幌ザ・ルーテルホール(札幌市中央区大通り西6丁目仲通り)
■前売り券 一般:3500円/学生:2500円、当日券(各300円増し)
■チケット取り扱い:かさはら楽器店、
Can Do(キャン・ドゥ)
道新プレイガイド、各プレイガイド
宮下祥子ギター教室 *(10月12日より発売)
■演奏曲目
・メルツ/吟遊詩人の歌Op.13より
・コスト/ベッリーニのオペラ「ノルマ」による幻想曲
・レニャーニ/36のカプリスOp.20より
・ロジー/組曲ト長調
・ヤナーチェク/組曲「草陰の小径」より
みみずくは飛び去らなかった、おやすみ
・C=テデスコ/ソナタ「ボッケリーニ讃歌」
■主催:かさはら楽器店
■後援:宮下祥子ギター教室、札幌市・札幌市教育委員会 |
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★プロフィール |
1961年、チェコ・プラハの近郊に生まれる。
8歳よりギターを始め、プラハ音楽院にてミラン・ゼレンカに師事。その後アカデミーにてシュテファン・ラック、更にアベル・カルレバーロに教えを受ける。
1982年、21歳で世界最高峰のパリ国際ギターコンクール優勝。以来演奏家として世界的名声を築き、各国のギターフェスティバルに出演。現在、ヨーロッパにて演奏、教授活動を行う他、作曲家としてもその才能を発揮し、プログラムにオリジナル作品を盛り込むのも魅力の一つとなっている。
19世紀ギターを使用した演奏も精力的に行い、その稀有な表現力・演奏手腕は特筆に値し、ヨーロッパ各国、オーストラリア、カナダ、中南米など30カ国以上の国々で聴衆を魅了している。今秋、アメリカ最大のGFAフェスティバルにジョン・ウィリアムスとともに招かれている。
昨年の初来日公演が大好評を得たため2年連続の来日(2003年12月12日)となった。 |
★パベル・シュタイドルについて |
あのジョン・ウィリアムスが、ハバナ国際ギターフェスティバルで絶賛したギタリスト。演奏後、観客総立ちになり大喝采、その後、ジョン・ウィリアムスが楽屋を訪ね賛辞を述べた。もうすぐ発売の新しいCD「メルツ」をいち早く耳にしたレオ・ブローウェルが、彼に祝福のメッセージを電話で伝えた。
「パベルを聞き逃すな!」
そう私に言ったのは、大物エドゥアルド・フェルナンデス。昨年シュタイドルの初来日前にエドゥアルドが私に送ってきたメッセージである。
私はシュタイドルの演奏を既に知っていました。アムステルダムフェスティバルで初めてその素晴らしさに出会ったのです。それまで味わったことのない感動を得たのを覚えています。世界のレベルって高いんだなあ、と感心したものです。さらに、見ているだけでも楽しい演奏家。最初から最後までシュタイドルを見て笑い通しの人が私の斜め前に座っていました。「なんて不謹慎な」と思いましたが、確かにおもしろいんだよね。「宇宙人的風貌」という人もいるけれど、「奇才」という言葉がぴったりだなあ。私の尊敬するあるギタリストが「シュタイドルのような彼独自の世界」という言葉を口にしたことがありますが、彼のように、人の真似ではない、自分だけの世界、自分にしか表現できない世界、というものを持つことができるのが真の演奏家、表現者なのですよね。
終演後は観客が皆立ち上がって拍手を送りその演奏を讃えました。演奏は無傷で、しかもCD以上の豊かな表現力で、かつ緻密な音楽でした。演奏会でしか味わえない、特別な空気の震えみたいなものを強く感じました。大きな音でテクニックを誇示し派手さで人を惹き付ける、のとは全く正反対で、それでも人の心をとらえることができるのだ、ということが私の中で再認識されました。演奏者が完全に楽器を支配しており、音楽そのものに聞き入ることができました。
ちょっと誉めすぎじゃないの?とお思いの方、だまされたと思って一度足を運んでみてください。ほんとなんだってば。
昨年の現代ギター社でのマスタークラスの様子については演奏旅行記のレポートを御覧下さい。なお、その中に「開放弦でもヴィブラート」という表現がありますが、これは誤りで、空気を震わせていることを表現したかったために、ついヴィブラートという語を使ってしまいました。御存知の通り、開放弦ではヴィブラートはかけられません。お詫びして訂正致します
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