朗読劇の公演 |
9月は計4公演あり、東京に2週間の滞在となった。京王線沿線のマンションに滞在した。稽古のほとんどは新国立劇場で行われ、マンションから歩いても15分くらい。最終日の山形公演は、井上ひさし先生の講演もあり、久しぶりにお目にかかることができた。
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長期滞在したマンションの部屋 |
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新国立劇場の楽屋口前の広場。
稽古はここで行われた。 |
舞台の様子 |
山形のシベールアリーナ |
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井上ひさし氏朗読劇公演に参加して |
今年2月の世界PENフォーラムでの初演から9月の山形公演まで、数えると全8公演行ったことになる。昨年暮れに井上ひさし先生から頂戴したお電話で始まったこの仕事は、右も左もわからない、全く初めて経験する「演劇」という世界に関わった素晴らしい仕事であった。それは、井上先生はじめ、この作品に関わった全ての方との出会いがもたらした結果といえるだろう。
演出の栗山民也さん(前・新国立劇場芸術監督、新国立劇場演劇研修所所長)。私の最初の演劇の仕事が、この日本屈指の演出家の手がける舞台となったというのも、本当に幸運としかいいようがない。何度も飲みに連れて行って頂いて、学生時代のお話や演劇談をお聞かせくださった。稽古以外のこういう時間も全て新鮮で大事なひと時。
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左から音楽監督の後藤浩明さん、制作の井上桂さん、
演出助手の田中麻衣子さん |
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他に、音響、照明、衣裳、舞台監督、制作などどれを見ても日本の演劇界の最高レベルの人達が集まって作った舞台だった。それは、やはり井上ひさし先生の素晴らしい作品だからこそ、実現したことであり、そういった方々とご一緒に仕事ができたことは、この上なく幸せだった。 |
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この舞台はこれからも続いていく。今年は新国立劇場演劇研修所2期生14名と舞台を共にしたが、来年演じるのは3期生の方たちだ。そう、すでに来年の再演公演も決まっているのだ。音楽監督の後藤浩明さんと作った「悲歌風幻想曲」を素材にした音楽は、その場その場で、いいかな?なんて適当に当てはめた音楽ではない。劇全体の流れを見通して、念入りに計算されている。皆さんのお近くで上演の際は、是非、ご覧下さいませ。 |
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