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1 おやすみ
2 風見
3 凍った涙
4 凍結
5 菩提樹
6 湧き立つ涙
7 川面にて
8 振り返り
9 鬼火
10 休息
11 春の夢
12 孤独 |
13 郵便馬車
14 霜おく頭
15 からす
16 最後の希望
17 村で
18 嵐の朝
19 まどわし
20 道しるべ
21 宿屋
22 勇気
23 幻日
24 ライヤー弾き |
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REVIEW |
◆CDジャーナル11月号 (2018年) |
あらゆるピアノ技法が凝縮した「冬の旅」をギターで・・・・・という挑戦は最初無謀に思えた。しかし実際に聴いてみると、繊細で詩的な若者の心情そのものであったり、それに寄り添う風景であったりを、見事に体現できることがわかる。これは今回使用されている19世紀ギターの、柔らかく深い響きによるところも大きいだろう。そしてこの音色に後押しされ、駒ヶ嶺の歌唱がやさしくも豊かに響いてくる。哀しみに包まれた作品でありながら、この編成演奏により、この作品の中には”希望”があるような気にさせてくれる。 |
長井 新之介 |
◆レコード芸術 11月号(2018年) |
宮下祥子のギター伴奏は大変興味深い・・・・だけでなく、『冬の旅』のこういうところがあるのかと感心させられもする。19世紀のギターを使い、低く調弦したとのこと。そして歌にぴったり合わせる〜 |
堀内 修 |
〜宮下のギターにも、作品への真摯な取り組みが明確に感じられる。音の数や音量が少ないにも関わらず、そこから音楽のメッセージをしっかりと汲み取り、響きにしているからである。そして19世紀ギターの何とも言えぬ柔らかな響き。ピアノ伴奏に比べて内容が薄いと思わせないだけでなく、独自の良さを感じさせるから立派である |
城所 孝吉 |
◆音楽現代 11月号(2018年) |
<推薦盤> |
暖かみのある女声で、そしてなにより親密な雰囲気をもったギターで演奏されると、原曲の「陰鬱な光を放つ」とでもいうような曲調に、シューベルティアーデのような音楽の集まりを想起させるような、ある親しみのある客観性が与えられる、というべきか。
駒ヶ嶺の歌の表現も細やかだが、宮下の19世紀ギターによる洒脱な伴奏にも強く惹かれる。 |
倉林 靖 |