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サードCD制作にあたって
ディレクターの毛塚功一さんと作曲家の壺井一歩 写真は
左がディレクターの毛塚功一さん、
右が作曲家の壺井一歩さん。

ハードな二日間、お世話になりました。
関係者の皆さんに感謝申し上げます。
また、忙しい中、応援に顔を出して下さった
竹内永和さんにもお礼申し上げます。
 準備期間は一人孤独に黙々と練習することに耐えなくてはなりませんが現場では共同作業になりますので心強い上、頑張りがききます。客観的な意見を聞き自分の状態を確認しながら進行するので信頼関係がないとできません。毛塚さんはこれまでの私の全てのCDでディレクターをして頂いているので私の演奏スタイル、音色、演奏のくせ、欠点全てをご存知です。安心して録音に臨めます。また、作曲家に立ち会って頂けるのも大変心強いものです。
ジャケット写真 ジャケット写真は母校の北海道大学の構内で撮影致しました。このアルバムには2つの「この道」が収録されております。

佐藤弘和・編曲と壺井一歩・編曲です。
 山田耕作・作曲、北原白秋・作詞
 北原白秋の札幌の思い出を詞にした歌です。

私が歩いてきた道を振り返り、また、これから進んで行く道を見据えるというような意味で北大で撮影しました。
最近演奏している「仰げば尊し」は
お客様から大変人気のアレンジです。
  北大の銀杏並木。観光スポットとしても有名で、観光客でいつも一杯です。北海道の自然の美しさが感じられるようなジャケット、というのがホマドリーム菅原さんが決めた今回のイメージで、では、どこかきれいな並木道がいいね、ということになりました。それには北大のイチョウがいいでしょ、と即、決定。
人物中心のジャケットはどこにでもあるし、これまでの2枚もそうでした。今回は、背景が主役で自然の風景で奥行きが感じられるような写真を撮ることになりました。菅原さんのイメージは、宮下さんの姿は小さくても端っこでもいい、自然と対峙する、北海道の自然のように逞しく生きる宮下さん、を表現したい、と。力強い演奏の宮下さん、力強い音の宮下さん、というのが私のイメージみたいね。
使用しなかった写真公開します。
 撮影の日は素晴らしいお天気に恵まれ、ものすごい観光客とものすごい雪虫の大群に見舞われました。人間をさけて撮影するのはほぼ不可能な状態。

 雪虫は衣服にくっつくし口や目の中には飛び込んでくるし数分おきに鏡とにらめっこして虫取りをしました。屋外での撮影は本当に大変だ、と撮影スタッフ一同実感した次第です。スタジオでパシャっというのとは全然違いますね。時間の移り変わりによって、屋外の太陽の光の具合も変化していきますし、撮影した人は大変でしたね。
北海道大学の構内で撮影 その1 北海道大学の構内で撮影 その2

 撮影は10月末に行いました。撮影前にいつもお世話になっている小樽のヘアスタジオクリエーションに行って、ヘアメイクをしてもらいました。その後、北海道大学へ向かい、撮影開始。学生や観光客の大勢いる中、ポーズとったり、ぱたぱたとメイクを直したりしながら撮影するのはちょっと照れくさいものです。「大変だね〜こんなおばさんも通りかかるし・・」と声をかけてくださる方もいました。写真に撮られるのも大分慣れてきたね〜と撮影陣に褒められながら、良い気になって頑張りました。ある程度撮影しては駐車場にとめた車に戻りパソコンに画像をおとしてチェック。コンビニで買い込んだお昼ごはんを車内で大急ぎで食べて、また撮影。いらない画像は捨ててまた撮影。
 北大の構内ってものすごく広いのをご存知ですか?また、撮影に適したスポットが沢山あるんです。久々に歩き回りました。昔、友人たちと散歩した道です。午後3時を過ぎるともう日が陰りはじめました。しかし、ちょっと暗くなりかけた木立の中もうまく使ってみようと、まだまだねばって夕方まで撮影。今回の撮影はすべて札幌のスタッフです。屋外の撮影はカメラマンのセンスが大事ですね。スタジオ撮影だと素材(人物)さえピンボケじゃなく良い表情で撮れれば、あとはデザイナーさんの腕である程度いいものができますが、背景も人物も活かすという屋外での撮影はどちらも良くないと使えない上、構図も考えないといけません。カメラの腕前だけではだめだと思い、センスのある方々に頼みました。
北海道大学の構内で撮影 その3 北海道大学の構内で撮影 その4
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