旭川で産声をあげ、札幌で育つ。7歳より母の勧めでギターを始める。ギターを白鳥博氏、渋谷忠三氏、福田進一氏、P.シュタイドル氏に、理論を作曲家である木村雅信氏、蛯子元氏に師事。

 これまでヨーロッパ、アジアの国際講習会において研鑽を積み、多くのギタリストのレッスンを受けたが、とりわけ、O.ギリア、E.フェルナンデス、F.クエンカ、P.シュタイドル各氏から大きな影響を受ける。「国際ギターセミナーin 静岡2002」に於いて、イタリアの巨匠オスカー・ギリアにより最優秀受講生に選ばれる。

 2002年、アンドレス・セゴビア国際ギターコンクールで第2位入賞。2003年、イタリア・キジアーナ音楽院のサマーセミナーでファイナルコンサートの演奏者に選出され「Diploma de Merito(最優秀ディプロマ)」を取得。

 劇作家の故・井上ひさし氏の指名により氏の朗読劇「少年口伝隊一九四五」(新国立劇場制作)にギター生演奏で初演から出演中。NHKの朗読番組「北の文芸館」の音楽を数年に亘り担当するなどアナウンサーの朗読との共演も多い。

 2015年に演奏活動20周年を記念してリリースした4thアルバム「Le Depart〜旅立ち」は、Yahoo器楽ソフトの売れ筋ランキングで第1位を記録、「レコード芸術」誌においては”優秀録音盤”、並びに”特選盤”に選ばれ、東京FM系列「ミュージックバード」で全曲放送された。


2018年、アンドレス・セゴビア国際ギターフェスティバル(スペイン・リナーレス)でゲスト演奏。

2020年にはアジア国際ギターフェスティバル(タイ・バンコク)に招待されている。

 2012年よりメゾソプラノの駒ヶ嶺ゆかり氏と「SONG&GUITAR」コンサートをスタートし、その集大成として、5thアルバム「メゾソプラノとギターによる シューベルト『冬の旅』」を2018年9月にリリース。

これまで世界12ヶ国32都市で演奏。2017年1月には初渡航のロシア・ウラジオストク国際ギターフェスティバルに招聘され演奏。

日本ギター連盟正会員、日本ギタリスト協会委員。札幌西高、北海道大学卒業。

受賞歴 PRIZE
1980年 全日本ギターコンクール重奏部門第1位
1983年 北海道青少年音楽コンクールギター部門1位。
1984年 札幌市民芸術祭「ギター音楽祭」で札幌市民芸術祭賞(最年少受賞)
1991年 クラシカルギターコンクール第1位。
1995年 「札幌市民劇場」札幌市民芸術祭奨励賞
2000年 「札幌市民劇場」札幌市民芸術祭奨励賞
2002年 アンドレス・セゴビア国際ギターコンクール2位。
  (スペイン・リナレス/日本人で初めての入賞)

国際ギターセミナーin静岡で最優秀生に選ばれる。
2011年 「札幌市民劇場」札幌市民芸術祭奨励賞
第20回道銀芸術文化奨励賞

近年の活動 CONCERT

2004年、スペイン4都市でのソロリサイタルを実現する。また、国内では2大ギター協奏曲を一晩で演奏するコンサートを札幌、東京で行う。

2005年、春に発売したファーストCD「パッション」(HOMA Records)は「レコード芸術」誌において「特選盤」に選ばれ、他誌、各方面において高評を得る。また、演奏の場を海外へ広げ、スペインに続き、チェコ2都市においてもリサイタルを実現。

2006年、国内リサイタルのほか、世界の女性ギタリストのための祭典「“ギターと女性”フェスティバル」に日本人として初めて招聘され、開催国パラグアイで演奏。またバリオスの生地で公式に演奏した日本人としてサン・ファン・バウチスタ市から表彰される。パラグアイ国内4都市でリサイタルも行い新聞各紙で取り上げられる。
 10月、スペイン・トレド市、トルコ・アンカラ市で演奏。12月、日立交響楽団とアランフェス協奏曲を共演。R.ディアンス作曲「トリアエラ」を日本初演。

2007年、ヴィラ=ロボス作曲の新たに発見された「ヴァルス・ショーロ」を日本初演。レイ・ゲーラ作曲の2重奏曲「ロス・カミーノス組曲」を角圭司氏と世界初演。
 2枚目のCD制作のため1月にプラハで録音。10月に全ての録音を終え12月にHOMA Recordsより発売。

2008年、2枚目のCD「Virtuoso(ヴィルトゥオーゾ)」(2007年12月24日発売)は、『レコード芸術』3月号で特選盤に、『音楽現代』3月号で推薦版に選ばれる。このCDで共演を果たした、チェコの世界的なギタリスト、パヴェル・シュタイドル氏と全国ツアーを行った。
 新しい分野での活動として、井上ひさし氏が2月の世界PENフォーラムのために書き下ろした朗読劇「少年口伝隊一九四五」の音楽をギターの生演奏で担当し、 全8公演行う。制作は新国立劇場、演出は新国立劇場の前・芸術監督の栗山民也氏による。再演は2009年へと続く。
 9月にはNHK・FMの「名曲リサイタル」に出演。11月は4年ぶりにスペインでリサイタルを行った。

2009年、作曲家・壺井一歩氏より「新12の歌」を献呈され、10月にCD録音(翌年、この曲をメインとしたCDを発売)。
 LEDや太陽光発電といったエコロジーをテーマにしたプロモーションDVDに出演し演奏(HPでご覧になれます)。 科学技術館で開催の弦楽器フェアに出演し、新作ギターの試演コンサートを行う。
 東京、千葉で「レッスン会」を始める。

2010年、3枚目となるCD「GIFT:ギフト」を発売。『レコード芸術』誌で準特選盤に選ばれる。イタリア・トリノギターフェスティバルに招待されゲスト演奏、また、チェコ、ドイツでリサイタルを行い、これまでに海外都市での演奏は20都市を越える。
 紀伊國屋サザンシアターにおいて、井上ひさし追悼公演・こまつ座制作『少年口伝隊一九四五』の音楽をギターで担当し出演。
 茨城で「レッスン会」を開催。

2011年、第20回道銀芸術文化奨励賞および札幌市民芸術祭奨励賞を受賞。
 2月〜3月、世界的なギタリスト、パヴェル・シュタイドル氏と全国4公演でデュオで共演。4月、パリで初コンサート、ドイツでも昨年に続いてコンサートを行う。5月、札幌コンサートホール・キタラにおいて札幌交響楽団とアランフェス協奏曲を共演する(指揮:梅田俊明)。また、新国立劇場での井上ひさし作品が再演され、音楽をギターで担当し出演。
 東京、千葉、茨城、神奈川に加え、横浜でも「レッスン会」を開始。

2012年 初めてのアメリカ公演をNYで行う。また、6月にアジア国際ギターフェスティバル(タイ・バンコク)のゲストとして招待され、リサイタル、マスタークラスの他、国際コンクールの審査員を務める。メゾソプラノの駒ヶ嶺ゆかりと「SONG&GUITAR」シリーズコンサートを開始し、札幌、仙台などで6公演行う。NHK「北の文芸館」に出演し、総合テレビとラジオ第一で放送される。東京、千葉、横浜、茨城に続いて、「関西レッスン会」を開始。

2013年 1月、フィリピン(マニラ、セブ島)でリサイタルを行う。6月には昨年に続いてアジア国際ギターフェスティバルのゲストとして招待される。7月〜8月、新国立劇場「少年口伝隊一九四五」が再演され、音楽をギターで担当し出演。

2014年 3度目のタイ公演を行う。4枚目となるCDを録音。教室20周年記念発表会を開催。

2015年 演奏活動20周年記念リサイタルを、グレブ・ニキテインをゲストに迎え東京で開催。
 20周年企画として自身のレーベルTOSを立ち上げ、4thCDである「LeDepart〜旅立ち」をリリース、Yahoo!器楽ソフト人気ランキングで1位を記録、レコード芸術誌では”特選盤”ならびに”優秀録音盤”に選ばれ好評を得る。
 日本を代表する製作家、黒澤澄雄氏・作の限定モデル「MIYASHITA CONCIERTO」が誕生(発売元:ロッコーマン株式会社)。
 戦後70年の今年、朗読劇「少年口伝隊一九四五」は沖縄公演からスタートし、終戦の日にむけて東京公演が続く。

2017年 1月、ロシア・ウラジオストク国際ギターフェスティバルに招聘され演奏。

2018年 アンドレス・セゴビア国際ギターフェスティバル(スペイン・リナーレス)でゲスト演奏。メゾソプラノの駒ヶ嶺ゆかり氏と、5thCD「メゾソプラノとギターによる シューベルト『冬の旅』」を9月にリリース。

2020年 アジア国際ギターフェスティバル(タイ・バンコク)に招待されている。

門下生の成長が著しく、コンクール入賞者も輩出。次世代ギタリストの教育にも力を入れている。
自己紹介
使用楽器 アルカンヘル・フェルナンデス2003特別モデル
マルセロ・バルベロ・イーホ(1995)
野辺正二(2001)

ヘルマン・ハウザーT(1936) 2002〜2004まで使用
ルイス・パノルモ(1831) 2005〜
2007
黒澤澄雄 2011年製
今井勇一 2011年製
J.B.カステルチア C9
好きな作曲家 ベートーベン、ソル
好きな作品  交響曲第7番、弦楽4重奏曲第15番(ベートーベン)  
好きな時間の過ごし方 美術館で絵を観賞する。
庭にやってくる小鳥を観察する。
本を読む(ノンフィクション) 
日課にしていること 散歩
自己分析 好き、嫌いがはっきりしている(イエス、ノーがはっきりしている)。
食べられないもの パイナップル、キウイ、山芋、レバー
見習いたいギタリスト パヴェル・シュタイドル
目標 音楽に献身すること
Biography
■Biography