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1 夢〜ノックターン 作品19:G.REGONDI
2 愛の歌〜吟遊詩人の調べ作品13より:J.K.MERTZ
3 ポロネーズ第2番作品14:N.COSTE
4 マルヴェーナへ〜吟遊詩人の調べ作品13より:J.K.MERTZ
5 アヴェ・マリア:J.S.BACH/C.F.GOUNOD/Arr. F.TARREGA
6 旅立ち 作品31:N.COSTE
トゥリアエラ:R.DYENS
7 ライトモチーフ
8 ブラックホルン
9 クラウンダウン
10 タンゴ・アン・スカイ:R.DYENS |
ライナーノーツより |
私は彼女の音楽人生の目撃者であり(中略)、
彼女の才能、異なったスタイルの音楽に対するセンス、
そして演奏手腕がいかに進歩を遂げているかを
聴くことができる。
〜パヴェル・シュタイドル〜 |
REVIEW |
◆現代ギター2月号 新譜案内 P70(2015年2月号 No.614) |
宮下の明るい音色はロマン派の技巧的な作品とも相性が良く、珍しいレパートリーであるコストの2作品など、作品の持つ世界と宮下の音色が渾然となりたいそう聴き応えがある。宮下が日本初演した<トゥリアエラ>、随所に溢れるディアンスらしい諧謔味のあるフレーズと複雑なリズムの遊戯を、宮下は俊敏なリズム感と歯切れ良い音色で演奏、ロマン派とはまた違った作品との相性の良さを見せている。 |
(woodnote) |
◆CDジャーナル4月号 CD新譜試聴記 P138 |
「19世紀ヨーロッパの大らかなロマンの語り口を、端正な音の運びでゆるり堪能させる前半から一転、後半は高度な技を駆使しつつ多様な音のスタイルの交錯の中を鋭敏に渡っていく。その逸らさぬ構成が絶妙。技も聴かせどころもぴたりキメてなお艶やかに屈折する情を漂わせるローラン・ディアンスが鮮やか。 |
(中野和雄) |
◆月刊『レコード芸術』2015年5月号 |
<特選版(P122)> |
これまでも何点か、きわめて聴きごたえのあるアルバムを発表してきた宮下祥子は、北海道を本拠とする秀抜なギタリスト。村治佳織らと共に、日本の女性ギター奏者を代表する存在と言える。当ディスクは選曲にも趣向をこらしており、(中略)万人を楽しませるギター・リサイタル盤を生んでいる。(中略)宮下祥子は余裕すら感じさせながらすべてを鮮やかに弾きこなす。(中略)愛好家なら座右に置くべきギター・アルバムである。 |
(濱田滋郎) |
<優秀録音版(P149)> |
ギターのような撥弦楽器はあまり近くから録ると演奏ノイズばかり目立ってしまうことがあるが、ここでは演奏者の腕前もあってか、とてもうまく抑えられている。楽器の大きさや会場もそのままのサイズ感で浮かび不自然さがない。(中略)楽器そのものの響きや実在感がとても良く出ており、好感のもてる音色である。 |
(峰尾昌男) |
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